かきかたえんぴつ

いつかどこかで何かの役にたつかもしれないメモ

Aspell 0.60.6.1 を MinGW でコンパイルする

Win32 版 Aspell バイナリ が古いので、最新版のソースコードをコンパイルしてみた。

MinGW(32bit)と MSYS の最新版がインストールしてあり、それぞれパスが通っている状況で行っている。各バイナリパッケージは MinGW-builds

あたりから。


  1. GNU Aspell のウェブサイトから aspell-0.60.6.1.tar.gz をダウンロードし、適当なディレクトリに解凍する。

  2. 解凍したディレクトリでコマンドラインから

    sh configure --enable-win32-relocatable --disable-rpath --prefix="C:/Aspell" --enable-data-dir="C:/Aspell/data" --enable-dict-dir="C:/Aspell/data" 

    を実行。C:/Aspell がインストール先になる。Makefile が作られる。


  3. common の中にある file_util.cpp に

    #include "asc_ctype.hpp"

    を加える。


  4. mingw32-make を実行すると「CreateProcess(NULL, /usr/bin/mkdir -p common, ...) failed」などというエラーが表示される。Makefile を開いて /usr/bin/ と書かれている部分をすべて削除してみる。再度 mingw32-make するとコンパイルが進む。

  5. mingw32-make install を実行。

参考: